糸リフトは、施術に使用する糸の種類や本数、施術プランなどによって費用が異なります。ここでは、糸の種類や本数、併用して行う施術などの費用を紹介。実際に糸リフトの経験者からも話を伺いました。
糸リフトの施術は、クリニックや施術を受ける人の状態によって費用が変わります。ここでは、かかる費用が異なる理由について解説します。
糸リフトには、皮膚に挿入したあとに縫合固定するかどうか、皮膚の中で分解・吸収される素材かどうかなど、さまざまな種類があります。これらの種類を顔の状態によって組み合わせて使用するため、費用に幅が出てしまいます。
クリニックによっても設定している料金が異なる部分であり、事前カウンセリングを活用して費用を確認すると良いでしょう。
糸リフトでは、顔の状態に合わせて使用する糸の本数が異なります。引き上げたい部位が限定されている場合や全体的に引き上げたい場合では、必要になる糸の種類や本数が変わるでしょう。個人差はありますが、一般的にフェイスラインをしっかり引き上げるためには合計で20~40本、肌質改善のためには合計で40~100本使用します。
糸リフトと併用して、ビタミンリフトやVリフトなども受けることが可能です。糸リフトの費用は1本あたり約5~10万円のクリニックが多く、10~20本を使用すると高い費用がかかります。さらに施術を併用した場合は、糸リフトの費用に加えてさらに施術費用がかかるケースもあるため、料金プランについて事前に確認すると良いでしょう。
糸リフトの費用は、糸の種類や本数、クリニックによって異なります。ここでは1本あたりの費用や合計の費用について解説します。
糸リフトの費用相場は、1本あたり3,000円の場合もありますが、5~10万円のクリニックが多いでしょう。これは、糸の種類や素材、皮膚に吸収するタイプかどうかによって幅が出てしまいます。クリニックによって費用が異なるため、事前に料金設定を確認しましょう。
糸リフトの費用は、1本あたりの価格表示が多いですが、1本だけの挿入ではなかなか効果を感じられません。目的に合わせて20本や40本、100本の糸を使用することもあります。合計金額としては、20万~40万が相場となっています。
このサイトでは、よりリアルな情報をお届けするために、糸リフトを受けたことがある66名にアンケートを実施しました。施術を行った66名の中でも、組み合わせ施術はせず、糸リフトのみを受けた36名に実際にかかった費用を調査。ぜひ、実際の声を参考にしてみてください。
※イトラボ編集チーム調べ
期間:2023年5月9日(火)~2023年5月11日(木)
対象者:糸リフトを受けたことがある20~40歳女性の合計66名
今回調査した66名の体験者のうち、糸リフトのみを行った方は36名いました。糸リフトのみであれば、多くの場合、20万円未満で施術を受けられるといえるでしょう。
一方で、肌の状態や理想の仕上がりによっては、糸リフトのみではなく、ヒアルロン酸注射や脂肪吸入、脂肪注入なども一緒に行うことがあります。その場合は、費用が変わってくるため、医師に事前に相談すると良いでしょう。
糸リフトは100種類以上の糸があり、その種類によって特徴や費用、持続期間が異なります。以下に糸の種類と特徴・費用・持続期間をまとめました。
PDOを素材とした皮膚に吸収されるタイプの糸です。糸にはコグというトゲがジグザグについており、皮下組織へ引っかけてリフトアップします。テスリフトのコグはメッシュとバーブタイプの形状で、引き締め効果が期待できます。
費用(1本あたり) | 49,500円 |
---|---|
持続期間 | 1~2年 |
素材はPCLの吸収される糸です。コグが付いたバーブタイプなので皮下組織をしっかりと引っかけて引き上げるため、フェイスリフティング力が強いのが特徴。効果も2〜3年と比較的長めです。
費用(1本あたり) | 33,000円 |
---|---|
持続期間 | 2〜3年 |
PDO素材の吸収糸で、太めの糸です。糸にコグが接着しているので、引き上げる力が強く高いリフトアップ効果が期待できます。強度と共に持続性も大幅にアップしています。
費用(1本あたり) | 110,000円 |
---|---|
持続期間 | 1~2年 |
シルエットリフトは3Dリフトとも呼ばれており、円錐状のコーンのような形をしたコグが付いています。素材はPLLAの吸収糸で、ナチュラルな引き締め効果も期待できます。
費用(1本あたり) | 43,890円 |
---|---|
持続期間 | 1年半~2年 |
PDO素材の吸収糸で、バーブタイプのコグがあります。全体的なリフトアップのほか、ほうれい線やマリオナットライン、輪郭のたるみなどの改善に向いています。
費用(1本あたり) | 27,500円 |
---|---|
持続期間 | 1年半~2年 |
PDO素材の吸収糸で、スパイラルという名前の通り360度方向にコグが付いたバーブタイプです。肌の凹凸や引きつれが起こりにくいのが特徴ですが、効果持続は他の糸よりやや短くなります。
費用(1本あたり) | 33,000円 |
---|---|
持続期間 | 半年~1年 |
PDO素材の吸収糸ですが、ボトックス・ボツリヌストキシンが練り込まれています。顔や首のたるみ、おでこのシワなどのリフトアップ効果が期待できます。ボトックス・ボツリヌストキシンが筋肉を弛緩させ、とくにシワが気になる場合におすすめです。
費用(1本あたり) | 9,900円 |
---|---|
持続期間 | 1年 |
素材はPDOの吸収される糸です。コグがなく、皮膚の浅い層に挿入して使用するのが特徴。リフトアップというより、主に引き締めや肌質改善の目的に使われます。
費用(1本あたり) | 2,189円 |
---|---|
持続期間 | 1〜2年 |
POINT
糸リフトは、1回の施術で永久的な効果が得られるわけではありません。効果を持続させるためには、年に1回など定期的に施術を受ける必要があります。そのため、適正価格のクリニックを選ぶことが大切です。
しかし、費用の安さだけでクリニックを選んで失敗しては本末転倒。施術を行う医師の腕にもしっかりと着目するようにしましょう。