手軽にたるみの即時引き上げが期待できる糸リフト。定期的に施術することで、たるみの引き上げを長く実感できることから人気が再燃しています。 その一方で、稀にやらなければよかったと後悔している方がいるのも事実です。ここでは、ネット上でよく見る糸リフトの失敗事例について、形成外科医の監修のもと、解説していきます。
日本形成外科学会専門医かつ、日本美容外科学会(JSAS)に所属する稲村めぐみ医師。過去に在籍した大学病院や総合病院では、形成外科医として数多くの手術を経験し、大手美容外科・皮膚科でもたるみ治療をはじめとした美容施術を経験。実に16年間携わってきた形成外科と美容外科のノウハウを基に、丁寧なカウンセリングと治療で患者の理想を実現に導いています。
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施術後に顔が凸凹してしまう原因について教えてください。
POINT
糸を挿入する際の深さが原因だと考えられます。本来糸リフトは、皮膚の下の脂肪層に挿入し、脂肪層から頬のたるみを引っ張りあげる施術です。
しかしながら、部分的に糸を浅い位置に挿入してしまうとその部分に歪みが出て、肌の表面が凸凹としてしまうことがあります。 つまり、凸凹させないためには、医師の経験と知識が求められるということです。
挿入した糸が透けて見えてしまう原因は何なのでしょうか?
POINT
こちらも糸を挿入する位置が浅すぎる、つまりドクターのスキル不足が原因です。しかしながら、痩せ気味の方の場合は、避けられないケースもあります。
そういった場合は、事前にそのリスクを説明したうえで、その方によりあった他の施術をご提案することが求められます。
施術後1か月以上も痛みや腫れ・引きつれが続くのは異常なのでしょうか?
POINT
痛みや腫れは通常1週間~2週間程度で落ち着くものですが、1か月以上経っても続く場合は、挿入した糸が感覚神経に触れてしまっている可能性が考えられます。
顔にはたくさんの感覚神経が張り巡らされており、ここに触れていると痛みがなかなか改善されないことがあります。
また、引きつれに関しては多くの場合、1か月程度で改善されますが、皮膚の浅い部分に糸が引っかかっている場合は、糸を外さない限り解消されません。その場合は、一度医師に相談した方がいいでしょう。
施術後に糸を挿入した周辺の髪が抜けてしまう原因を教えてください。
POINT
頭皮下に糸を挿入して、頭皮が血行不良を起こすことで髪が抜けてしまうことがあります。
ただし、そのリスクを考えて頭皮部分に深く挿入すると逆に固定が悪くなってしまいます。そのため、当院ではできるだけ頭皮下への挿入は避けて施術をするようにしています。
「プチっ」と音がするのは、糸が切れてしまっているということなのでしょうか?
POINT
この原因のほとんどは、組織に引っかかっていた糸が外れたことによるものがほとんどです。
これは、きつく引っ張られていた糸が緩むことによる自然な現象の一つです。たるみ引き上げ効果がなくなってしまうのでは…と思われる方もいるかもしれませんが、外れた糸は適切な位置の組織にまた引っかかるものです。
むしろ、なめらかな仕上がりになりますので、ある程度は起きるものと考えてください。
期待していた効果が得られないのはどんな原因があるのでしょうか?
POINT
糸リフトは皮膚の下の脂肪層に糸を通して引っ張り上げる施術ですが、この対象となる脂肪が硬く、可動性が悪い場合は、残念ながらほとんど効果が得られません。
また、以前にフェイスリフトや脂肪吸引を受けたことがある部位なども効果が得られにくくなっています。そのため、施術前の診察で、問診・触診・視診をしっかり行い、その方に糸リフトの適応があるかどうかを見極める必要があります。
ある程度の痛みはあるものかと思いますが、強い痛みが続くのはなぜでしょうか?
POINT
糸の先端が口腔内や皮膚をツンツンとついてしまい、痛みが生じることがあります。特に笑ったときなどにその症状が出るという方がいます。
通常は、時間の経過とともに糸が解けることでこの症状は改善されていきますが、痛みが強すぎる場合には、針孔を開けてそこから糸の先端のみをカットし、対処するケースがあります。
糸リフトはとても理にかなった、たるみ改善に優れた治療です。ですが、それは必ずしもすべての方々に適用されるものではありません。人によって肌の状態はさまざまですから、事前の診察が何よりも重要だと考えています。
糸リフトの適応のある方ですと期待通りの結果が得られますが、適応外の方に行った場合は、トラブルが起きてしまう確率が高まります。そのため、事前の診察の際に適応をしっかり見極められる、診断力と経験を持ち合わせた医師に治療を行ってもらうとことが失敗しないために大切です。
セオリークリニックは、形成外科医が事前のカウンセリングから施術まで責任をもって担当してくれる、銀座駅近くのクリニックです。ダウンタイムゼロ、治療時の痛み軽減を目指し、できるだけ出血させない丁寧な治療を心がけています。
また、糸リフトだけでなくヒアルロン酸注入、切開手術などの幅広いたるみ治療を用意することで、患者さんの症状や要望に柔軟に応えています。
クリニック名 | セオリークリニック |
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