糸リフトの施術では、目的に合わせて使用する糸の本数が異なります。そこで、糸リフトの経験者に何本の糸を入れたのか尋ねました。また、糸リフトの本数の決め方や効果についても詳しく解説します。
このサイトでは、よりリアルな情報をお届けするために、糸リフトを受けたことがある66名にアンケートを実施しました。ぜひ、実際の声を参考にしてみてください。
※イトラボ編集チーム調べ
期間:2023年5月9日(火)~2023年5月11日(木)
対象者:糸リフトを受けたことがある20~40歳女性の合計66名
多くの場合、糸リフトの本数は両頬で8本以下、つまり片側4本以下で糸を入れることが多いことがわかりました。
しかし、糸リフトの中でも、引き締め効果が期待できるショッピングリフト(糸にコグと呼ばれるトゲがない糸)は糸の本数が大きく変わってきて、両頬で20本程度入れることもあります。
糸リフトを受ける際は、事前に自分の肌の状態や理想の引き上げをヒアリングしてくれて、そのうえで自分に合った糸の種類や本数を決めてくれる医師に依頼すると良いでしょう。
糸リフトは、顔のたるみや脂肪の付き方、目指す顔の状態に合わせて、必要な本数を決めます。ここでは、3つのケースに分けて糸リフトの本数をまとめました。
個人差はありますが、ほうれい線が気になるケースでは、片側で3本、左右両側で6本ほどの糸が必要になります。ほうれい線からこめかみ部分に向けて、糸を挿入し引っ張りあげることで、ナチュラルなフェイスラインに仕上げられるでしょう。
フェイスラインが気になるケースでは、片側3本、左右両側6本の糸が必要です。口元から耳下にかけて糸を挿入し引っ張りあげますが、たるみの程度や脂肪の付き方には個人差があります。そのため、使用する本数は一人ひとり異なるでしょう。
ほうれい線とフェイスラインをどちらも引き上げたいケースでは、片側で6本、左右両側で12本の糸が必要になります。たるみや脂肪の量は個人差があるため、たるみが強い場合や脂肪が多い場合は糸の本数を増やして、顔のバランスが整うように調整していきます。
糸リフトの施術では、糸に皮下組織を引っ掛けるコグの有無によって適切な本数が異なります。ここでは、コグがある場合とない場合に分けて詳しくまとめました。
コグと呼ばれるトゲがある糸は、量が多く垂れ下がった皮下脂肪を理想の位置に引き上げて、その場に留めるために使用されます。使用する本数は、たるみの程度や脂肪の量によって個人差があります。片側3本、両側で6本でもリフトアップは感じていただけますが、しっかりとフェイスラインを引き上げることを目的とした場合は、片側5本、左右両側で10本は必要になります。
コグと呼ばれるトゲがない糸は、肌のコラーゲン増生を促す効果が期待できるため、引き締めや肌質改善を目的に使用されます。一般的にコグなしの糸を使用する場合は、コグがある糸よりも本数が多くなることが特徴です。顔の状態によって個人差はありますが、片側5本、左右両側10本以上の糸が必要になるでしょう。
糸リフトの施術では、骨格やたるみの程度、脂肪の量などの顔の状態と使用する糸の種類によって、適切な本数が決まります。そのため、一度の施術でたくさんの糸を入れれば高い効果が得られるわけではありません。
糸の本数が多いほど引き上げを持続されやすいですが、効果をキープするためには定期的に施術を受ける必要があります。
POINT
糸リフトは、一人ひとりに適した本数の糸を挿入する施術になります。必要な本数は、ほうれい線やフェイスラインなど気になる部位ごと、糸リフトの形状によって決まります。本数の多さと効果は比例しないため、ご自分の顔の状態では何本の糸が必要になるのかしっかりと相談してみましょう。