糸リフトは、針を皮膚に挿入したあとに糸リフトを残したまま針を抜き取る施術です。尖った針を刺すため、施術中やダウンタイムに痛みを感じるケースがあります。 ここでは、糸リフトの施術中とダウンタイムの痛みについて経験者にアンケートをとりました。また、痛みがあった場合の対処法も解説していますので、施術を受ける参考にしてみてください。
糸リフトの施術では、局所麻酔を使用した上で針を刺すため、施術中に痛みを感じることはほとんどありません。ただし、局所麻酔を施す際にチクッとした痛みを感じたり、施術中に皮膚に針を挿入した際に違和感を覚えたりすることがあります。 痛みに弱い場合は、静脈鎮静法や笑気ガスや麻酔の追加など個々に合わせた対応をしてもらえるでしょう。痛みに不安がある方は、事前に医師に相談してしっかりと対策を考えていくことが大切です。
糸リフト経験者66名に、施術中の痛みについてアンケートを調査したところ、次のような結果となりました。
※イトラボ編集チーム調べ
期間:2023年5月9日(火)~2023年5月11日(木)
対象者:糸リフトを受けたことがある20~40歳女性の合計66名
施術中の痛みは、半数以上の人が「痛みはあったが耐えられる程度だった」と回答する結果となりました。耐えられない痛みで断念する人はおらず、麻酔の効果でほとんどの人は問題なく施術を受けることができたようです。
耐えられる程度の痛みを感じた方の中には、チクチクと引っ張られるような痛みを感じた方が多くいました。一方で「強い痛みを感じたが耐えた」と答えた方の中には、その痛みを「糸が皮膚を通っているような痛み」「ぐいぐい刺される痛み」と表している方々が何人かいました。 それぞれ個人差はありますが、麻酔をすることで苦痛な痛みは和らげられるといえるでしょう。
糸リフトの施術後、ダウンタイムとして痛みを感じることがあります。特に、施術直後から術後3日目までが痛みのピークとなり、その後は少しずつ痛みが消失していくことがほとんどです。痛みがなくなるのは、個人差はありますが1~3週間後になるでしょう。 ダウンタイム中の痛みが我慢できない場合は、痛み止めの薬を処方してもらえます。もし、痛みがなかなか消失しない場合は、感染症の疑いがあるのですぐに医師に相談しましょう。
糸リフト経験者66名に、施術中の痛みについてアンケートを調査したところ、次のような結果となりました。
半数以上が1週間以内で痛みや腫れが引いていることがわかりました。その一方で、稀に1か月以上たっても痛みや腫れが引かない人もいるようです。
万が一、1か月以上たっても痛みや腫れがなくならない場合は、感染症を起こしていたり施術の仕方が丁寧ではなかった可能性があります。そのため、すぐに施術を受けたクリニックで診察してもらうことが大切です。
糸リフトの施術中には麻酔を使用します。そのため施術中は痛みを感じることはありません。
ただ、麻酔が効いてはいますが、皮下に糸を通しているので、糸を挿入している感覚がある場合があります。痛みとは異なりますが、そうした違和感を感じることがあるでしょう。
万一、施術中に少しでも痛みを感じたら、我慢せずすぐに医師や看護師に声をかけるようにしましょう。痛みをやわらげる措置を施してくれます。
糸リフトの施術後は、アンケート結果でみても78.79%と多数の方が1日〜2週間以内で痛みや腫れが引いたと答えています。施術後はダウンタイム時の痛みが出ることもありますので、痛み止めや抗生剤が処方されます。糸リフトの施術後にリスクが高いのは感染症ですので、きちんと薬を服用すれば痛みはできるだ小さく抑えられるでしょう。
また糸が皮下組織に馴染むまでには、1〜2週間かかると言われるため、違和感やひきつれた感じがありますが、徐々に軽減されていきます。
糸リフトの施術を受けた場合、どこが痛むのでしょうか。悩みや症状によって糸の長さや本数、挿入する位置も異なるため、施術によっても痛む場所が違うこともあります。痛みやすい場所を知っておくことで、痛みへの対策が事前にできたり、医師に相談した方がいいのか判断材料にもできます。
糸リフトの施術では、糸はこめかみから挿入します。そのため、とくにこめかみ部分は痛みを感じやすく、施術から数日後に痛みを感じることもあります。ただし、施術後に処方される痛み止めなど、薬をしっかり飲んでいれば問題ない範囲であることがほとんどです。
また頭皮に痛みを感じる場合には、糸リフトの施術後に髪を洗ったことが原因であることが考えられます。こめかみは傷口ですので、施術後は医師の指示に従うようにしましょう。
糸リフトの施術も落ち着いた頃なのに頬骨付近が痛む場合には、フェイシャルマッサージや顔のトレーニングなどが原因と考えられます。
糸リフトに使用するスレッド(糸)は、皮下組織に引っかけて引っ張ることでリフト効果を発揮しています。しかしスレッドは骨にまで当たっているわけではないため、マッサージや顔トレーニングで刺激となってしまいます。スレッドが内部で刺激を受けてしまうと、肌が赤くなったり、皮膚の内部で炎症を起こしたりするおそれもありますので、強い刺激を与えないよう注意しましょう。
糸リフトの施術では、頬の周辺の皮下組織を引き上げます。そのため施術後数日間は口の中に痛みを感じることがあります。
施術後に処方される痛み止めで痛みは緩和され、だんだんと糸が馴染んでいけば痛みを感じなくなります。
ただし、1〜2週間経過しても口の中が痛い場合や、口が開けにくい場合には、施術時の挿入ミスなどの恐れもあるため、なるべく早く施術したクリニックで診てもらいましょう。
糸リフトは、皮膚の下に糸を入れて持ち上げる施術のため、皮膚のつっぱり感や引きつれなどを感じることがあります。特に、施術直後には口を大きく開けて笑うと痛みを感じる人が多いのですが、徐々に症状が改善することがほとんどです。ここでは、笑うと痛いときの対処法について、2つのポイントに沿って解説していきます。
糸リフト施術後に笑うと痛みを感じるのは、糸リフトが皮膚に馴染んでいないことが挙げられます。そのため、施術後から馴染むまでは、つっぱり感や引きつれなど違和感として生じることが多いといえます。 糸が馴染むまでは、マッサージや肌を触るといった刺激を与えずに1ヶ月ほど様子をみてみましょう。少しずつ痛みや違和感がなくなっていきます。
笑ったときの痛みというのは、ほとんどが1ヶ月経てば肌に糸が馴染んでくるため、痛みを感じなくなります。しかし、1ヶ月経過しても痛みが治る様子がない場合は、感染症を起こしているケースや施術の仕方が丁寧ではなかった可能性があります。そのため、すぐに施術を受けたクリニックで診察してもらうことが大切です。
POINT
糸リフトの施術中、そして施術後の痛み・ダウンタイムは、医師の腕によっても変わってくるものです。麻酔をすれば施術中の痛みは軽減されますが、術後の痛みは施術の丁寧さによって変動します。そのため、クリニックを選ぶ際には、医師の資格に注目するようにしましょう。
このサイトでは、権威性の高い資格を持つ医師が所属するクリニックのみをピックアップしています。ぜひクリニック選びの参考にしてください。